近年、英語の外部試験や仕事のニーズから、オンライン英会話を始める人が増えてきました。
円滑な会話やコミュニケーションを図るには、いくつかの定番フレーズを押さえておくことが欠かせません。
今回はその中でも、意外とすぐには出てこない「物事や人の傾向を表す表現」に注目し、まとめてみました。
「傾向を表す英語表現」と言われても、すぐにいくつも思い浮かべられる人は多くないはず。
一つずつ、わかりやすく見ていきましょう。
基礎表現5選
Tend to
この表現は、習慣や習性について話すときにもっとも一般的に使われる表現のひとつです。
ポジティブな内容にもネガティブな内容にも幅広く使えるのが特徴です。
「tend」は一般動詞なので、基本的に「tend to + 動詞の原形」の形で使います。
たとえば、
Cats tend to sleep a lot during the day.
猫は昼間にたくさん寝る傾向があります。
この例文では、「昼間にたくさん寝る」という猫の習性をうまく表していますね。
「Tend to + 名詞」は「○○に気を配る」や「○○に付き合う、世話をする」という使い方をされることがあります怪我や病気などに対して使われます。
The nurse tended to his broken ankle.
看護師は彼の骨折した足首に気を配った。
Prone to
この表現は、経験に基づいて結果を予測する際に使用され、ネガティブな意味合いでよく使われます。
「BE動詞 + Prone to + 現在分詞 / 名詞」の形で頻繁に使われています。
He is prone to making impulsive decisions.
彼は衝動的な決断をする傾向があります。
- impulsive : 衝動的な、衝動の
Inclined to
この表現は個人の好みや傾向を示すため様々な文脈で使われます。文字通り、「傾く」という意味合いが含まれているため、そのように利用されます。
「BE動詞 + Inclined to+ 動詞の原形」の形で使われています。
She is inclined to be generous with her time.
彼女は時間を惜しみなく使う傾向がある。
- generous : 気前がいい、寛大な
Liable to
この表現は、リスクについて述べる時など、ネガティブな意味合いで使われることが多いです。
「BE動詞 + Liable to+ 動詞の原形」の形で頻繁に使われています。
Without sunscreen, you are liable to get severely sunburned .
日焼け止め無しでは、ひどく日焼けをする恐れがあります。
日焼けをするというリスクがあるということですね!
この表現は法的責任について述べるときなどにも使われているんです!
The company is liable to pay damages if the contract breached.
契約に違反した場合、会社は損害賠償を支払う義務がある。
breach : 違反
英語で利用規約などを眺める機会があればぜひ探してみてください!
Apt to
この表現も「Tend to」と同じく、習慣や習性する際に使用され、行動などに言及します。
しかしこの表現は口語的で、主にアメリカで使われることが多いのが特徴です。
「BE動詞 + Apt to+ 動詞の原形」の形で頻繁に使われています。
He is apt to forget names.
彼は名前を忘れがちです。
その他の表現3選
ここからは、直接「傾向」を表すわけではありませんが、間接的に傾向を意味する表現を紹介していきます!
Susceptible to
「Susceptible」の意味は「○○の影響を受けやすい」です。この表現は比較的フォーマルで、イメージとしては、医学や科学などの技術的ケースを想像してください。
「BE動詞 + Susceptible to + 名詞」の形をとります。
Young children are more susceptible to infections.
幼い子供たちは感染症にかかりやすいです。
- Infection(s) : 感染症
この場合は、病気に対する子供の脆弱性を示すことで、傾向を表していますね。
Subject to
この表現も「○○の影響を受けやすい」という意味で、フォーマルな言い方です。法やビジネスに関する場面でよく目にします。
「BE動詞 + Subject to+ 名詞」の形で主に用いられます。
Plans are subject to change.
計画は変更される場合がございます。
「Change(変更)」に影響されやすい、すなわちその可能性がある、ということですね。
Likely to
この表現は、経験や状況に基づいて結果を予測する際に使用され、様々な場面で使われます。直接的に傾向を表すわけではないので最後に紹介させていただきました。
しかし、今日紹介した表現の中で最も使用頻度が高いといっても過言ではない表現なので、この表現の特徴を押さえましょう!
「BE動詞 + Likely to+ 動詞の原形」の形で頻繁に使われています。
According to the weather forecast, it is likely to rain tomorrow.
天気予報によると、明日は雨が降りそうだね。
この場合は天気予報に基づいて明日、雨が降るということが予測されていますね。
まとめ
いかがでしたか?
聞いたことがない表現も含まれていたと思うので、繰り返し暗唱したり、お気に入りに保存したりなどして繰り返し復習できるといいですね!
とにかくフレーズとして覚えることが大切です。いざというときに基本表現だけでも、スムーズに口に出せるように頑張ってください!
今回は以上となります。ご閲覧ありがとうございました!
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