「その服、ぴったり!」
この一言を英語で伝えたいとき、どんな表現を使いますか?
英語では「ぴったり」に相当する言葉がいくつかありますが、fit, suit, match, go with, become など、それぞれのニュアンスが少しずつ異なります。
この記事では、これらの違いを分かりやすく解説しつつ、使い分けのポイントをお伝えします。
また、関連した英語の豆知識も紹介しますので、最後までお楽しみください!
「ぴったり」を表す『Just right』『In sync』『Tailor-made』『Close-fitting』『Snug』『Form-fitting』という表現についてはコチラをチェック!
Fit: サイズや形がピッタリ合う

「フィット感」を重視する表現で、服や靴のサイズが身体に合っているかを指します。見た目の印象より、物理的なぴったり感に重点があります。
例文:
- These jeans fit me perfectly.
(このジーンズは私にピッタリです。) - The gloves don’t fit my hands.
(この手袋は手に合わない。)
Suit: 外見やスタイルに合っている

スタイルやデザインがその人の雰囲気や印象にマッチしているときに使います。相手を褒める場面でもよく使われます。
例文:
- That dress really suits you.
(そのドレス、本当によく似合うね。) - Short hair suits her better than long hair.
(短い髪の方が彼女には似合う。)
Match: 色やデザインが調和する

「物と物」の関係で、色やデザインが合っているときに使います。主に見た目のバランスを指します。
例文:
- Your scarf matches your coat perfectly.
(そのスカーフ、コートにぴったり合ってるね。) - These shoes don’t match my dress.
(この靴はドレスに合わない。)
Go with: カジュアルに「調和する」
説明: 「match」に似ていますが、よりカジュアルな言い回しで、「~に合う」と表現したいときに便利です。
例文:
- This bag goes well with your outfit.
(このバッグ、あなたの服装に合ってるよ。) - Do these earrings go with my dress?
(このイヤリング、私のドレスに合うかな?)
Become: 魅力を引き立てるフォーマルな表現
説明: 「その人をより魅力的に見せる」という意味を持つ、ややフォーマルな表現です。見た目だけでなく、気品や雰囲気を引き立てるときに使います。
例文:
- That necklace becomes you.
(そのネックレスはあなたにとても似合ってるよ。) - This elegant dress really becomes her.
(このエレガントなドレスは彼女に本当に似合っている。)
番外編
「似合わない」を表す表現
「似合う」と言えば服やアクセサリーを連想しがちですが、英語には「似合わない」ことを表す言葉もあります。たとえば:
- Clash: 調和しない、不釣り合い
- His tie clashes with his shirt.
(彼のネクタイはシャツと合っていない。)
- His tie clashes with his shirt.
- Out of place: 場にそぐわない
- That casual outfit looks out of place at this formal party.
(そのカジュアルな服装は、このフォーマルなパーティーには場違いだね。)
- That casual outfit looks out of place at this formal party.
関連したイディオム
英語には「見た目」や「スタイル」に関連する興味深いイディオムもあります。例えば:
- Dressed to kill: 素晴らしい服装をしている
- She arrived at the party dressed to kill.
(彼女はパーティーに素晴らしい服装で現れた。)
- She arrived at the party dressed to kill.
- Look like a million dollars: とても魅力的に見える
- You look like a million dollars in that suit.
(そのスーツ姿、本当に素敵だよ。)
- You look like a million dollars in that suit.
まとめ
fit, suit, match, go with, become の違いを整理すると:
- Fit: サイズが合う
- Suit: 外見や印象が似合う
- Match: 色やデザインが調和
- Go with: カジュアルに「合う」
- Become: 魅力を引き立てるフォーマルな表現
それぞれのニュアンスを理解し、適切に使い分けることで、英語の表現力がぐっと広がります
「似合う」を表す英語を使い分けるのは、ちょっとしたアートです。でも心配しないでください。次回誰かを褒めるとき、「That dress suits you!」と言ってみましょう。それだけで、英語力だけでなく、相手との関係もきっと深まるはずです!
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